
コンパウンドチョコレートとは?
機能で使い分ける低コストチョコレート
「コンパウンドチョコレート」をご存じですか?
「クーベルチュールチョコレート」とは異なり、ココアバター以外の植物油脂を配合したチョコレート。
比較的安価で、クーベルチュールとは違った特徴があります。おすすめポイントと、上手な使い分け方をご紹介します。
コンパウンドチョコレートの
おすすめポイント
- 安い!代表的な輸入クーベルチュールの半額以下
- 簡単・便利!テンパリングしなくてもOK!手軽に使える
- 固まるのが早い!仕上げ用チョコレートとしてもおすすめ
ガトーショコラなどの焼き菓子にはもちろん、
コーティングにも活用できる製菓用チョコレートです!
コンパウンド/
クーベルチュールの早見表
コンパウンドチョコレートとクーベルチュールをさくっと比較!それぞれの特徴を比べてみてくださいね。
コンパウンド | クーベルチュール | |
---|---|---|
価格 | お手頃 | 高級感 |
特徴 | 扱いやすい | 本格的・本物志向 |
テンパリング | 不要 | 必要 |
原材料の油脂 | 植物油脂 | ココアバター |
風味 | やや弱い | カカオの風味が豊か |
おすすめレシピ | チョコクランチ・ガトーショコラ | 生チョコ・ボンボンショコラ |
コンパウンドチョコレートとは?

コンパウンドチョコレートとは、ココアバターの代わりに植物油脂(パーム油、シアバターなど)を組み合わせたチョコレート。
コンパウンドは英語の「compound」に由来し、「複合」「混合物」といった意味があります。
チョコレート用の植物油脂は食感の調整や作業性の向上など、さまざまな目的・用途に合わせて配合されています。
クーベルチュールチョコレートをはじめとするピュアチョコレートよりも安価で、夏場などの高温でも溶けにくいというメリットもあります。
徹底比較!
コンパウンドとクーベルチュール
今回富澤商店でご紹介するコンパウンドチョコレートは、特に「溶かして固める」「溶かして焼き込む」タイプのお菓子におすすめ。
もっと詳しく知りたい方へ、クーベルチュールとコンパウンドの違いをそれぞれご紹介していきます。
※コンパウンドチョコレートにはさまざまな種類があります。こちらでご紹介するのは富澤商店の「製菓用コンパウンドチョコレート」との比較です。
ガトーショコラで比較

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でガトーショコラを焼き比べてみました。
チョコクランチで比較

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコクランチを作ってみました。
生チョコ(ガナッシュ)で比較

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合で生チョコ(ガナッシュ)を作ってみました。
パンにも使える!
コンパウンドチョコレート
生地練り込みで比較

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコ生地の菓子パンを作ってみました。
チョココロネ(クリーム)で比較

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコクリームを作ってみました。
ドーナツのコーティングで比較

コンパウンドチョコレートとコーティングチョコレート、同じようにコーティングしてみました。
プロのための使い方提案
ブレンドして使えば、コストを下げつつより風味よく仕上がる

コンパウンドチョコレートは単体での使用だけでなく、クーベルチュールとブレンドして使用する方法もあります。
風味の点でやや劣る部分をブレンドすることで補い、コストを下げながらもより満足度の高い仕上がりが目指せます。
コンパウンドチョコレートは
上掛けも得意!

コンパウンドチョコレートは上掛け用チョコレートとしてもお使いいただけます。
テンパリングなしで素早く固まるため、チョコ掛けして仕上げる焼き菓子などにもおすすめです。