9,980円(税込)以上で送料無料、
土日祝日も12時までのご注文で原則「当日発送」

コンパウンドチョコレートとは?|機能で使い分ける低コストチョコレート

コンパウンドチョコレートとは?
機能で使い分ける低コストチョコレート

「コンパウンドチョコレート」をご存じですか?
「クーベルチュールチョコレート」とは異なり、ココアバター以外の植物油脂を配合したチョコレート。
比較的安価で、クーベルチュールとは違った特徴があります。おすすめポイントと、上手な使い分け方をご紹介します。

コンパウンドチョコレートの
おすすめポイント

  1. 安い!代表的な輸入クーベルチュールの半額以下
  2. 簡単・便利!テンパリングしなくてもOK!手軽に使える
  3. 固まるのが早い!仕上げ用チョコレートとしてもおすすめ

ガトーショコラなどの焼き菓子にはもちろん、
コーティングにも活用できる製菓用チョコレートです!

コンパウンド/
クーベルチュールの早見表

コンパウンドチョコレートとクーベルチュールをさくっと比較!それぞれの特徴を比べてみてくださいね。

コンパウンド クーベルチュール
価格 お手頃 高級感
特徴 扱いやすい 本格的・本物志向
テンパリング 不要 必要
原材料の油脂 植物油脂 ココアバター
風味 やや弱い カカオの風味が豊か
おすすめレシピ チョコクランチ・ガトーショコラ 生チョコ・ボンボンショコラ
だから・・・

チョコレート菓子の原材料費を抑えたい!という場合にはコンパウンドチョコレートがおすすめ。

付加価値商品として打ち出したい!という場合にはクーベルチュールチョコレートがおすすめです。

コンパウンドチョコレートとは?

コンパウンドチョコレートとは、ココアバターの代わりに植物油脂(パーム油、シアバターなど)を組み合わせたチョコレート。
コンパウンドは英語の「compound」に由来し、「複合」「混合物」といった意味があります。
チョコレート用の植物油脂は食感の調整や作業性の向上など、さまざまな目的・用途に合わせて配合されています。
クーベルチュールチョコレートをはじめとするピュアチョコレートよりも安価で、夏場などの高温でも溶けにくいというメリットもあります。

徹底比較!
コンパウンドとクーベルチュール

今回富澤商店でご紹介するコンパウンドチョコレートは、特に「溶かして固める」「溶かして焼き込む」タイプのお菓子におすすめ。
もっと詳しく知りたい方へ、クーベルチュールとコンパウンドの違いをそれぞれご紹介していきます。
※コンパウンドチョコレートにはさまざまな種類があります。こちらでご紹介するのは富澤商店の「製菓用コンパウンドチョコレート」との比較です。

ガトーショコラで比較

左がコンパウンドチョコレート、右がクーベルチュールチョコレート

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でガトーショコラを焼き比べてみました。

コンパウンドチョコレート

おすすめポイント

  • ボリュームがあり、ふんわりとした食感に焼き上がる
  • 生地の色はやや黒っぽい印象
  • 冷蔵庫で冷やしても固くなりにくい

注意点

  • クーベルチュールと比較すれば優しい風味に仕上がる
クーベルチュールチョコレート

おすすめポイント

  • しっとりなめらかな食感に焼き上がる
  • 生地の色はやや明るい印象
  • 冷蔵庫で冷やすと固い食感になる

注意点

  • 焼き上がった後の凹みが大きく仕上がる

チョコクランチで比較

左がコンパウンドチョコレート、右がクーベルチュールチョコレート

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコクランチを作ってみました。

コンパウンドチョコレート

おすすめポイント

  • 常温でも簡単に固まる
  • ナッツやパフなどの具を入れてもすぐに固まる
  • 型に流すときにサラッと流れる

注意点

  • 早く固まるので作業は手早く行う必要あり
クーベルチュールチョコレート

おすすめポイント

  • カカオの香り豊かに仕上がる
  • とろりとして型がなくても形が保てる

注意点

  • 冷蔵庫に入れないと固まらない

生チョコ(ガナッシュ)で比較

左がコンパウンドチョコレート、右がクーベルチュールチョコレート

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合で生チョコ(ガナッシュ)を作ってみました。

コンパウンドチョコレート

注意点

  • クーベルチュールを使用した一般的なレシピでは柔らかく仕上がる
  • 使用する場合は専用のレシピが必要
クーベルチュールチョコレート

おすすめポイント

  • カカオの風味豊かに仕上がる
  • 心地よくなめらかな口どけ

注意点

  • カカオ分によっては分離する可能性あり

パンにも使える!
コンパウンドチョコレート

生地練り込みで比較

左がコンパウンドチョコレート、右がクーベルチュールチョコレート

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコ生地の菓子パンを作ってみました。

コンパウンドチョコレート

おすすめポイント

  • 焼き上がりの生地が軽い食感に仕上がる
  • 流動性が高いので生地に混ぜやすい

注意点

  • 生地やボウルが冷たいと固まりやすい
クーベルチュールチョコレート

おすすめポイント

  • チョコレートのコク、カカオの風味豊かに仕上がる

注意点

  • 生地が冷めるとややしっかり食感に仕上がる

チョココロネ(クリーム)で比較

左がコンパウンドチョコレート、右がクーベルチュールチョコレート
※製造から1時間後の様子

コンパウンドチョコレートとクーベルチュール、同じ配合でチョコクリームを作ってみました。

コンパウンドチョコレート

おすすめポイント

  • 溶けやすくクリームに混ぜやすい

注意点

  • クリームが少しゆるく仕上がり、生地がややしっとりする
クーベルチュールチョコレート

おすすめポイント

  • チョコレートのコク、カカオの風味豊かに仕上がる
  • ほどよい硬さのクリームに仕上がる

ドーナツのコーティングで比較

左が製菓用コンパウンドチョコレート(スイート)、右がノベルビター(コーティングチョコレート)

コンパウンドチョコレートとコーティングチョコレート、同じようにコーティングしてみました。

コンパウンドチョコレート

おすすめポイント

  • とても流動性が高くつややかに薄くコーティングできる
ノベルビター(コーティングチョコレート)

おすすめポイント

  • コーティングしやすく作業性がよい

プロのための使い方提案

ブレンドして使えば、コストを下げつつより風味よく仕上がる

コンパウンドチョコレートは単体での使用だけでなく、クーベルチュールとブレンドして使用する方法もあります。
風味の点でやや劣る部分をブレンドすることで補い、コストを下げながらもより満足度の高い仕上がりが目指せます。

コンパウンドチョコレートは
上掛けも得意!

コンパウンドチョコレートは上掛け用チョコレートとしてもお使いいただけます。
テンパリングなしで素早く固まるため、チョコ掛けして仕上げる焼き菓子などにもおすすめです。